昼前にはキャンプから戻ってきていました。
早過ぎです。


マス釣りして肉と魚焼いて焚火して星見て寝て魚釣りしたらもう終わってしまいました。
やっぱり山や自然が好きです。
でも、山を開発して作った道路を通って、山を切り開いて作ったキャンプ場で「自然が好き」とか言っているのもなんだかな、という気がしないでもなかったです。

山を見あげると人間のために電気を通す鉄塔が建ってたりして。
少し開けたところがあるなと思ったらゴルフ場だったりして。
人間が踏み込んだことが無い地なんて、まだあるのだろうか。
人間に踏み荒らされた事が無い地なんて、まだあるのだろうか。


なんだか色々考えさせられました。
諸事情により温泉に入れなかった自分は両親が入っている間にふらふらとしてたんです。
温泉の裏の山を少し登ると、風が気持ちよく通り抜けていきました。
ふと空を見上げたら、トンビが風に乗って空高く舞い上がるところでした。
眼下の景色は確かに綺麗だけど、家とか道路とか沢山見えて。
それらを否定しようにも、それが無いと自分はここまで来れなかったんだ、とか考えたりして。
ぐるぐるぐるぐる考えても考えても答えなんか辿り着けなくて、ジレンマ状態。

それでも。
自然は人間なんて無くても生きていけるけど、人間は自然が無いと絶対に生きていけない。
それだけは強く感じました。



キャンプに行く前にある一冊の本を読んだんです。
これを読んだお陰で、更に色々考えさせられたりして。
キリストなんかより、よっぽど山の神様とかの方が信じられる。

環境破壊がテーマの本です。
元は児童向けの本を文庫化しただとか。
気に入らない点がないとは言えませんが、結構好きな本です。