ぐるぐるぐちゃぐちゃ。




あの頃。
ずっとずっと考えていた。
毎日毎日、考えていた。
答えを探してた。
たった、数年前の話だ。
でもその数年はとてつもなく大きくてあっという間で、でも重い。
信じられないような厚さになるくらい、くだらないことも大切なことも全部全部考えていたことを積み上げていた。

このちっぽけな頭で答えを出せずに足掻いていた。
答えは出せないという答えに足掻いていた。



今はどうだろう。
気付かないふりを、忘れたふりを、してないだろうか。

直視しないように。
直視するのは痛いから。

自分の視線が一番痛い。













駄目だな。
リハビリしようと思ったのだけれど、駄目だ。
帰ってこない。
随分つまらない人間になったものだな、自分は。